2021/04/12
2021年 ビジネスキーワード

2020年はコロナショックにより世界経済、消費行動、日常までがわりと変わってしまいました。オフラインからオンラインへの切り替えが急速に進み、マーケティングの主戦場もデジタルへ移行しています。
ニューノーマル時代に突入した世の中でおいて、2021年はどういったことがビジネスキーワードとして注目を集めるでしょうか。
今回は4つの最新キーワードを紹介し、
ビジネスヒントを探ってみます。2021年はどのような世界になっていくのでしょうか。

目次

2021年の傾向予測

近年の傾向として、環境を意識した商品、サービスのデジタル化が挙げられます。


地球温暖化が深刻化している近年、環境に配慮した取り組み、地球に優しい商品の開発が進んでいます。日本でも当たり前となりつつある脱プラスティックもそのひとつで、レジ袋の有料化も受け入れるような社会になってきています。

 

またコロナ禍になったことでデジタル化が急速に進みました。感染症拡大防止の観点から、様々な場面で接触を減らした対応が迫られました。テレワークやオンライン授業、オンラインイベントに自動接客レジまでデジタルに移行し今後もAIによる技術発展に期待が高まります。

スマートシティ/ホーム

IoTやビッグデータといった先進的技術の活用により、都市や地域の機能やサービスを効率化・高度化し、都市部における様々な課題の解決を図るとともに、快適性や利便性を含めた新たな価値を創出する取り組みです。

環境への負荷を減らし持続可能な社会を作り上げます。

 

Softbankによる東京都港区・竹芝でのスマートシティ実証実験も代表的な例のひとつとして挙げられます。

 

竹芝地区において収集した人流データや訪問者の属性データ、道路状況、交通状況、水位などのデータをリアルタイムでさまざまな事業者が活用できるデータ流通プラットフォームや、先端技術を活用したサービスなどを竹芝地区に実装することで、回遊性の向上や混雑の緩和、防災の強化などを実現し、竹芝および周辺地区の課題解決を目指します。

 

その中心に新本社ビルをオープンすることで、都市開発を加速させています。

サスティナブル消費

プラスティック製レジ袋の有料化が昨年7月にはじまりましたが、2022年にコンビニのプラスティック製スプーンやフォークなどの有料化する予定です。コンビニや店舗でのプラスティック削減以外にも、様々な業界でプラスティックに代わる製品づくりや代替品の利用が進められています。

サスティナビリティな観点からみると、サスティナブルは環境配慮だけでなく教育問題、人権、男女の平等化など多岐にわたります。生産・製造時に環境に負荷をかけない商品を買うことや、売上の一部が環境や社会のために寄付される商品を買うという消費行動が日常で積極的に行われています。

サスティナブルに対する取り組みはビジネスにとってビジネスチャンスであり、SDGs推進PRにもなります。

シェアリングエコノミー

インターネットを通じて、モノや場所、スキルや時間などを共有する経済の形です。

家事代行サービスやハウスキーパーといったスキルのシェアから、車やバイク、洋服のシェアといったモノのシェア、スペースのシェアまで様々な形があります。街中で見かける機会が増えた、モバイルバッテリーや傘の貸し出しもまたシェアリングエコノミーのひとつです。個人間で賃借や売買や提供していく新しい経済の働きに注目です。

ワーケーション

テレワークやリモートワークをはじめとしたニューノーマルな働き方を取り入れる企業が増えたいま、特に注目を集めているのが「ワーケーション」です。ワーケーションとはワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語です。リゾート地や観光地で働きながら休暇を取ることです。
長期休暇や連続休暇が取りにくい業種でも休暇を取得し、有給休暇取得率の向上が期待されています。従来と異なる場所で働くことでリフレッシュとなり業務の効率化につながります。

 

しかし一方でセキュリティ対策やインターネット環境の整備も必要なためコストへの負担が心配されています。こうした不安からワーケーションに踏み切れない会社が多いのが現状ですが、仕事とライフスタイル両立のため、ストレス社会における社員の心の健康を守るべき活動はより重視されていくと思われます。

 


 

デジタル化が加速する現代において大切なのは「体験価値」です。
なにもかもがオンライン配信やインターネット上での交流で済ませられる世の中になりつつあります。

だからこそ消費者は自らが足を運び、空間を楽しみ消費するといった体験を重視します。

そしてシェアすることや持続可能な社会を作り上げることへの関心も並行して高まっていきます。

 

AIによるパーソナライズ化も体験消費に大きな価値を与えていくでしょう。

 

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