2018/08/27
オフィスは侵入されやすい!?事務所荒らしの狙いと対策

 

皆さんの会社のオフィスはセキュリティ対策をしていますか?

 

セキュリティ対策が甘いオフィスは、「事務所荒らし」に狙われているかもしれません…!

 

「うちは取られるようなものはないから大丈夫」と思っている方、それは間違いです!

オフィスを狙った窃盗には、オフィスを狙う理由があるのです。

 

きちんと対策をして、事務所荒らしからオフィスを守りましょう!

 

もくじ

事務所荒らしとは

 

「事務所荒らし」とは、会社などの事務所を狙った侵入窃盗、つまり泥棒です。

ここ数年、侵入窃盗の数は減っていますが、それでもまだまだ被害は出ています。

 

平成29年度の侵入窃盗の発生場所別認知件数は、一戸建て住宅が41.0%と最も多いですが、次に多いのは13.0%で一般事務所なんです。

 

事務所を狙った侵入窃盗、意外に多いと感じませんか?

>>警察庁平成29年度統計

 

 

「会社には現金や貴金属など、盗まれるようなものはあまり置いてないから大丈夫」

と思われがちですが、その認識のままでは大変危険です。

 

電柱の陰

企業のオフィスが狙われる理由

住宅に比べるとセキュリティが厳しそうなのに、窃盗犯がわざわざ企業のオフィスを狙うのはなぜでしょうか?

 

 

●夜間や休日など人がいない時間が規則的

住宅に比べ、人がいない時間が分かりやすいため、計画が立てやすいです。

また、給料日や集金日など現金の集積する日時も規則的です。

 

●テナントビルの場合、たくさんの人が出入りしているので怪しまれずに侵入できる

スーツを着て堂々と入っていけば、怪しむ人はいないですよね。

また、業者を装って侵入する場合もあります。

そうして日中のうちに下見をして、夜間などの人がいない間に犯行に及ぶのです。

 

●テナントビルの場合、侵入できれば一度に複数のオフィスを狙える

一度に複数のオフィスを狙うことができるので、泥棒からしたら効率がいいです。

ビルのセキュリティはビルのオーナーの方針によってさまざまで、セキュリティ意識の低いオーナーの場合は、夜間や休日でも誰でも出入りできる状態のことも…。

 

●誰もいないので大きな音が出ても平気で、大胆な行動がとれる

夜間や休日などの誰もいないオフィスであれば、大きな音が出ても見つかる心配がありません。

事務所荒らしの侵入手口で一番多いのがガラス破りです。

また、複数人で台車などを持ち込み、頑丈な金庫をそのまま運ぶという大胆な手口も多いです。

ガラス破り

●内部者・退職者の犯行

あまり考えたくはないですが、社員、取引先やお得意様、警備員や清掃員など、正当な方法でオフィスに出入りしている内部の人の犯行もあります。

鍵やパスワードを変更していない場合、退職者がそれを使って犯行に及ぶ可能性もあります。

リストラされた腹いせに、なんてことも…。

 

企業のオフィスで狙われているもの

現金や貴金属のような金目のものがあまりなさそうなオフィス、一体なにを狙って犯行に及んでいるのでしょうか。

 

 

●パソコン

パソコンは、どの会社にもだいたいありますよね。

パソコンは中古市場やオークションで簡単に換金できます。

業務に必要なデータもなくなってしまうので、被害は単にモノの値段だけではない、大きなものになってしまいます。

 

●金庫

金庫には現金の他にも、重要書類や貴重品もしまわれていることがほとんどです。

頑丈なもので、施錠してあっても、複数人で台車などを使い、そのまま盗まれることもあるのです。

 

●個人情報・機密情報

経営情報や研究開発情報、顧客情報や従業員の個人情報など、会社にはたくさんの情報が溢れています。

今は、個人情報などもお金で売ることができてしまう時代です。

個人情報や機密情報はパソコンから、またはオフィス内にある紙の書類からも盗まれます。

情報漏えいを起こすと、企業は社会的信用を失くし、事業継続すら危ぶまれます。

情報窃取

狙われないオフィスにするには

事務所荒らしの手口は、計画的に行われることがほとんどです。

日中のうちに侵入しやすそうな物件を探し、人がいない時間帯を狙って犯行に及びます。

侵入に手間がかかりそう、目撃されやすそう、などの捕まるリスクが高い物件は避けます。

 

なので、窃盗犯に狙われないために、入りにくいオフィスにすることが大切です!

 

 

窃盗犯が入りにくいオフィスにするための対策をいくつかご紹介します。

 

●防犯カメラを設置する

防犯カメラの設置は、窃盗犯からすると目撃されるリスクが高いので非常に効果的です。

最近の防犯カメラは高い性能で、警察の捜査でも活躍しているため、窃盗犯は防犯カメラが設置してある物件はリスクの高い物件とみなします。

いつでも遠隔から監視できるネットワークカメラが主流で、夜間などの人のいない時間帯に動きを検知したら管理者に通知したり、音声警告で威嚇する機能のものもあります。

 

●入退室管理システムを導入する

入退室管理とは、外部の人はもちろん従業員についても、いつ誰がその部屋に入り、出ていったのかを記録・管理することです。

オフィスの出入り口だけでなく、すべての部屋で入退室管理を行うことで、従業員が業務に関係ない部屋に立ち入っていないか確認することができます。

これは、従業員が不正をしていないことを証明するのにも役立ちます。

 

●クリアデスクを徹底する

クリアデスクとは、机上に情報媒体を放置しないことによって、盗難や紛失による情報漏えいを防ぐセキュリティ対策です。

紙の資料はもちろん、ノートパソコンもキャビネットやロッカーにしまって施錠します。

万が一オフィスに侵入されても、クリアデスクが徹底されていれば、盗まれるリスクがぐんと減ります。

 

【関連コラム】

>>整理整頓するだけ!クリアデスクで情報漏えい対策

まとめ

会社のオフィスを狙った「事務所荒らし」の手口や狙い、対策方法を紹介させていただきました。

オフィスのセキュリティ対策の必要性を感じていただけましたか?

 

セキュリティ対策をしっかり行い、会社の大切な資産を守りましょう。

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