2018/05/21
中小企業も「セキュリティ対策が必須」の時代!ファイアウォールじゃなくてUTM(統合脅威管理)が必要な理由って?

ランサムウェアの感染やインターネットバンキングの不正送金、標的型攻撃など高度化するサイバー攻撃。

 

中小企業経営者の皆様も、漠然と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

 

そうは言っても「コストがかかるしなぁ…」「IT担当者がいないからなぁ…」「何から対策していいのやら…」と躊躇してしまうお声もありますよね。

そんなお悩みを持った中小企業のセキュリティ対策の課題を解決するのが、まさしく『UTM(統合脅威管理)』なのです。

 

「「 UTMって聞いたことはあるけど本当に必要なの?? 」」

「「 けっきょく何ができるの?? 」」

 

いま中小企業に必要なセキュリティ対策や、UTMに関しての疑問・不安を解消し、より安心安全なネットワーク環境への改善にお役立てください。

目次

UTM(統合脅威管理)って?

UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)とは、ずばり、ネットワークセキュリティ機器です。次世代ファイアウォールとも呼ばれており、この1台で複数の機能を有し、ウイルスや情報漏洩による被害から、社内のネットワークを統合的に守ります。

 

今、中小企業が導入すべきセキュリティ対策のひとつが、「UTM(統合脅威管理)」なのです。

ファイアウォールじゃダメなのか

様々な業務システムを活用していると当然、社内には顧客情報や商品情報など、重要な情報がたくさん保存されていますよね。

 

これらの情報は、不特定多数の人には見られてはいけない情報であったり、公開期日前に見られてはいけない情報であったり、第三者に見られてはいけない情報であったり、機密性を保たなくてはいけない情報ばかりです。

 

そんな情報に外部から侵入されないよう、外部ネットワークと内部ネットワークの境界に設置するのが、ファイアウォールです。

 

外部から内部に入ろうとするパケット(データのかたまり)を見張り、アクセスして良いパケットの通過は許可し、アクセスしては危険を及ぼすパケットだと判断したときは通過を拒否します。

 

すごく簡単に説明すると、

 

マンションに例えるなら、ファイアウォールは「オートロックと監視カメラ」です。

オートロック

 

オートロックを通過してマンション内に入るためには、合致する鍵を持っていれば侵入できます。このときオートロックも監視カメラも、持ち物検査や訪問の要件を聞くようなことはしてくれません。侵入しようとする人が爆弾や刃物などの危険物を隠し持っていても、一見しただけでは気づけずに通過を許してしまいます。

 

また、マンションから出るときにも、持ち物検査などはしてくれませんよね。もしかしたら、部屋から何か大切なものを盗んで持ち出そうとしているかもしれないのに…。

 

ファイアウォールは簡単に言うと、このような仕組みになっています。

 

ファイアウォールだけでは、ウイルスが添付されたままメールを受信したり、Webサイトから不正なソフトをダウンロードしたり、危険なパケットが難なく通過してしまいます。

UTM(統合脅威管理)が必要なわけ

同じようにマンションに例えるなら、UTM(統合脅威管理)は「警備員や守衛」です。

 

警備員

 

警備員や守衛が常駐していれば、マンションに侵入しようとしている不審人物に声をかけたり、持ち物検査をしたりして、危険物を保持していないかチェックをしてくれます。

 

また、マンションから出るときでも、警備員や守衛が常に監視しているので、盗み出されることを防げます。

 

UTM(統合脅威管理)は、このように監視や検査を社内ネットワークの出入り口で常に行ないます。

 

昨今の攻撃の手法は巧妙になり、もはや社会問題として定着化しているほどです。顧客情報を盗み出されたり、ネットバンキングで不正送金をされたり、ランサムウェアに感染しPCやデータを人質に身代金を支払わされたり…

こういった被害が毎日のように起こり、中小企業を含む様々な組織が悩まされています。

 

毎日のように被害が絶えないのは、攻撃者やマルウェア作成者も、何か狙えるものはないかと、インターネット機器やソフトウェアの脆弱性を虎視眈々と探し続けているからです。お使いのPC内のソフトウェアやそれらを利用する人間をあの手この手で騙そうと工夫を凝らしているのです。

 

中小企業がサイバー攻撃の被害に遭ってしまったら、その対応費用(損害賠償金や事故対応費用など)や事業中断による損失、さらに企業信頼度の欠落によって、経営が難しくなることも考えられます。

 

あの手この手で社内ネットワークに侵入や攻撃、ウイルス感染を企む攻撃者たちから、あなたの企業の未来を守り抜くためにも、経営者様がリーダーシップを発揮して判断し、取り組む必要があります。

UTM(統合脅威管理)は何ができるのか

メーカーや機種によって変わることもありますが、UTM(統合脅威管理)の機能としては以下のものがあげられます。

 

《 ウイルス対策 

メールやWebサイトなどの外部から侵入するウイルスを識別し、社内ネットワークに入らないようブロックします。

 

《 スパムメール対策 

スパムメールやフィッシングメールを識別し、誤って開封・クリックすることから防ぎます。

 

《 URLフィルタリング 》

不正サイトや不適切なコンテンツのアクセスをブロックします。

 

《 アプリケーション制御 》

ユーザーや時間によって、使用できるアプリケーションに制限をかけることができます。

 

《 不正侵入検知・防御(IPS)

不正に細工されたパケットやエラーを含んだパケットなどの接続を検知・遮断します。

 

《 ファイアウォール 》

パケットを見張り、アクセスの許可・拒否をします。

 

《 VPN 》

セキュアな拠点間通信を実現します。

 

《 レポート機能  》

ネットワークセキュリティの脅威やインターネットの利用状況を可視化し、問題点の改善に役立てられます。

UTM(統合脅威管理)のメリットとデメリット

中小企業にとってUTM(統合脅威管理)の導入・活用には大きなメリットがあります。

 

セキュリティ対策にはコストがかかるというイメージがついて離れません。

それは、従来のセキュリティ対策製品では、ファイアウォールやウイルス対策用のソフトウェア、URLフィルタリング…とそれぞれの対策製品を契約し運用する必要があったからです。しかも、それらの運用にはセキュリティ担当者となる知識のある人材がいなければ、難しいものだったのです。

 

しかし、UTM(統合脅威管理)には複数のセキュリティ対策機能が搭載されているので、あらゆる脅威や攻撃の対策がこの1台で実現できます。このため、導入コストも1台分で済みます

また、この1台に複数の機能を統合したことで、操作もシンプル化され管理しやすい仕様になっています。

 

しかもレポート機能によって、外部からの脅威はもちろん、社員が普段どんなふうにインターネットを利用しているかということもレポート化して確認することが可能です。このレポートをもとに、社員にセキュリティに対する意識をより高めてもらうこともできます

 

大きなメリットがある一方、もちろんデメリットもあります。

 

それは、UTM(統合脅威管理)に搭載されている各セキュリティ対策機能の開発提供元(セキュリティベンダー)を自由に選択できないことです。「ウイルス対策はA社」「URLフィルタリングはB社」…と自分で選択できないので、本当に信頼できる開発提供元の機能が搭載されているのか、吟味する必要があるのです。

 

本当に信頼できるものなのか吟味すると言っても、非常に難しいことですよね。

ご安心ください!オフィスの窓口.comがおすすめするUTM(統合脅威管理)は、このデメリットを払拭するソリューションなのです。

 

そのUTM(統合脅威管理)は「WatchGuard(ウォッチガード)」です!

WatchGuard

「WatchGuard(ウォッチガード)」はベスト・イン・クラスを採用しています。ベスト・イン・クラスとは、各対策機能の分野において世界トップクラスの開発提供元の技術を搭載することを指しています。世界でも信頼度の高い技術を厳選して搭載しているUTM(統合脅威管理)なのです。

 

ベスト・イン・クラスにより、費用のかかる技術開発を自社で行わないかわりに、各対策機能を1台の機器に最適に統合し、処理スピードなどのパフォーマンスの高さを維持しています。

おわりに

ファイアウォールとの違いを含めて、UTM(統合脅威管理)やWatchGuard(ウォッチガード)について紹介させていただきました。

 

UTM(統合脅威管理)に関しての疑問・不安を解消できましたでしょうか?

 

あらゆる脅威から守る機能が搭載されているからと言って、UTM(統合脅威管理)だけでセキュリティ対策は充分というわけではありません。

 

再びマンションに例えるならば、各部屋にも鍵をかける必要がありますよね。つまり、社内ネットワーク内で利用しているPCやモバイル端末、サーバーなどにもそれぞれセキュリティ対策は必要不可欠です。

 

セキュリティ対策について、今一度検討したい中小企業様!ぜひお気軽に「オフィスの窓口.com」にお問い合わせください♪

 

 

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