2018/12/21
紙の資料のデータ化を成功させるための事前準備

紙の資料をデータ化することで、業務効率やセキュリティレベルの向上、コストの削減など、得られるメリットはたくさんあります。

とはいえ、その作業にはけっこうな手間がかかりますよね。

やったほうがいいのは分かっていても、なかなか手が付けられなかったり、何からしたらいいか分からない、なんて方はたくさんいると思います。

今回は、紙の資料をデータ化するための事前準備についてお話します。

 

もくじ

紙の資料をデータ化する方法

データ化するための事前準備

・データ化する目的をはっきりさせる

・資料の整理をする

・データ化の方法を決める

まとめ

紙の資料をデータ化する方法

まずは紙の資料をデータ化する方法をご紹介します。

 

大まかに、自社で行う方法と、業者に依頼する方法があります。

当然ですが、自社で行うには手間が、業者に依頼するにはコストがかかります。

 

自社で行う場合は、スキャナーや複合機で読み込んで、PDF形式などで保存するのが一般的です。

 

業者に依頼する際は、料金も気になるところですが、どこまでサポートしてくれるのかをきちんと確認しましょう

また、セキュリティ体制についてもきちんと検討する必要があります。

会社で保管している書類は、流出してはいけない重要書類がたくさんありますよね。

機材を持ち込んで現場でやってくれるところもあるので、信頼できる業者に頼みましょう。

 

どちらの方法でやるかは、データ化したい資料の量や状態にもよると思いますが、どちらの方法でやるにしても、必要な事前準備があります。

 

紙の資料

データ化するための事前準備

【データ化する目的をはっきりさせる】

紙の資料のデータ化にはたくさんのメリットがあり、長い目で見れば得られる効果が大きいとはいえ、実際に作業に取り掛かる際の手間やコストが気になりますよね。

 

そこで、優先順位をつけて、データ化する必要があるのかないのか、また、必要性の高いものからスキャンを始められるように、データ化する目的をはっきりさせましょう。

 

例えば、

・資料を探しやすくするため

・オフィスのスペースを確保するため

・セキュリティ向上のため

・情報共有をしやすくするため

などなど…

どの目的が一番重要なのかがはっきりしていれば、資料の整理がスムーズに行えそうですね。

 

【書類の整理をする】

目的がはっきりしたら、まずは不要な資料の処分をしましょう。

紙の資料にしても、データ化された資料にしても、不要なデータは容量やスペースを圧迫し、管理の邪魔になります。

 

不要な資料を処分したら、データ化する資料、紙のままでいい資料の仕分けをしましょう。

全ての資料をデータ化するには手間やコストがかかりすぎたり、紙のままのほうがいいものもあるかもしれません。

 

活用頻度や閲覧場所、利用者数などを基準に、データ化する資料の優先順位を決めましょう。

 

【データ化の方法を決める】

紙の資料よりも管理がしやすいとはいえ、データ化した資料もきちんとルールを決めて整理する必要があります。

 

まず、データの品質を統一させるために、解像度や階調、ファイル形式を検討しましょう。

 

解像度は高いほど画像はきれいですが、その分データ容量が大きくなってしまいます。

保存容量を圧迫したり、読み込みに時間がかかったり、データの受け渡しに支障が出る可能性もあるので、資料の内容によって適切な解像度に設定しましょう。

 

ファイル形式も、高品質な画像データとして保存したい場合や文書を手軽に編集したい場合、容量をできるだけ小さくしたい場合など、用途に応じて選ぶ必要があります。

 

また、検索性を向上させるために、ファイル名にはあらかじめルールを決めておくことも重要です。

統一性のないファイル名だと、せっかくデータ化した資料を有効に活用できません。

データ化のメリットを生かすために、部署や日付など、ファイル名の付け方のルールを決めておきましょう。

 

まとめ

データ化が上手くいかない理由として、なかなか社員に浸透しない、という理由もよく挙げられます。

 

まずは社内で紙の資料をデータ化する目的・メリットを共有しましょう。

例えば、部署や個人でどれくらい紙を使用しているのかを公表することで、印刷にかかるコストを意識させるのもいいかもしれません。

 

 

紙の資料のデータ化を検討したい中小企業様、ぜひお気軽に「オフィスの窓口.com」にお問い合わせください♪

 

 

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