テレワークや自宅にいる時間が増えた近年、音声コンテンツへの関心が高まっています。 音声コンテンツとは「音声で配信されるコンテンツ」のことを言います。 音声配信サービス、音声メディアなどと呼ばれたりします。 音声メディアとして最も有名なコンテンツがインターネットラジオです。オフィスに流れていたり、通勤通学に聴いている方も多いのではないでしょうか。 若者離れが問題化されてきましたが、いまでは音声コンテンツの市場は右肩上がり。若年層のユーザー獲得に成功しています。 この背景には何があるのでしょうか、音声SNSとともに見ていきます。
・音声メディアの種類 ・なぜいま音声コンテンツを聴くのか ・音声SNSの発展
＜音声メディアの種類＞ ・インターネットラジオ ラジオ局がAM・FMなどの電波ではなく、インターネットを通じて配信している番組のことを指します。インターネットで配信しているため、パソコンやスマートフォン、スマートスピーカーなどの端末を通して聴きます。基本的には無料で聴けますが、「radiko」のプレミアム会員になると月額330円でリアルタイムで聞き逃した全国の番組を1週間以内なら聞けます。
・音声配信サービス、配信アプリ 音声配信サービスは、音声を利用したコンテンツを作成・配信できるサービスです。企業だけでなく、個人で配信ができるものもあり、スマホとマイクだけでできる音声配信アプリもあります。 ・ポッドキャスト ポッドキャストとは、様々なオーディオやエピソードや番組をインターネットを通して視聴することができるサービスを指します。英会話、ニュース、トーク番組など多岐にわたりますが、テレビ局が制作したオリジナルドラマの人気が沸騰しています。
・オーディオブック 本の内容を音声として聴くものです。本を持ったりページをめくったりする必要もなく、目で文字を追う必要もないので、運動や家事をしながらの読書に最適です。
＜なぜいま音声コンテンツを聴くのか＞ ・若年層に力を入れた番組の作成 近年、若年層のラジオ離れが問題となっていたラジオ業界では、若者に人気のアイドルやタレントをパーソナリティにすることにより、とっつきやすくしています。 ・差別化がないワイドショーからの離脱 コロナ禍により、テレビのニュース番組では、コロナかオリンピックか、と決まったコンテンツしか報道されせん。 明るいニュースもあまり見ないようになりました。こうしたメディアに疲れた人も多いのではないでしょうか。ラジオではニュース番組もあれば、1日を通しトーク番組を展開する放送局もある。音楽番組もあれば、リスナーのメールに寄り添い相談に乗ってくれる番組もある。こうしたコンテンツの幅広さがラジオにはあり、魅力となっているのでしょう。 ・ながら作業ができる 音から情報収集できるため移動中に聴いたり、家事や運動をしながら利用できるのが特長。 テレワークとなり外の音がうるさいまたは家族も家にいるので集中できないという場合があります。オフィスにいるように多少の雑音がありつつ集中できる空間をつくるため、ラジオを流して仕事をする人が増えています。国内ネットラジオ最大手「radiko」の月間利用者数が2020年3月に急激に増加し、1000万人に迫るところまで行きました。コロナ禍によるテレワークが増えたことが急成長の後押しになっています。
＜音声SNSの発展＞ インターネットの普及により音声メディアが潤い、それにより音声SNSという新しいコンテンツが登場しました。 2020年にアメリカでスタートし、日本でも2021年早々から急速に話題になっている「ClubHouse」がその代表的な例です。ClubHouseはアプリで音声チャットができるSNSサービスで、完全招待制となっています。希望者が全員利用できるわけではないという希少性から情報番組の特集に組まれるなどトレンドになっています。「ルーム」と呼ばれるグループを作って会話をしますが、完全にクローズドのルームだけでなく、他の人も自由に聴いたり参加できたりします。有名人同士のクロストークや業界の裏話を無料で聴けるので、新感覚の音声コンテンツとして注目を集めています。
音声から情報を集めることが幅広い世代に受け入れられている現在、企業の広告の仕方も変わっていくでしょう。ラジオ広告は音声だけのコンテンツのため、映像に比較すると制作が簡単で費用も抑えられます。音声コンテンツはいまや流行の先駆けとも言えるでしょう。
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テレワークや自宅にいる時間が増えた近年、音声コンテンツへの関心が高まっています。
音声コンテンツとは「音声で配信されるコンテンツ」のことを言います。
音声配信サービス、音声メディアなどと呼ばれたりします。
音声メディアとして最も有名なコンテンツがインターネットラジオです。オフィスに流れていたり、通勤通学に聴いている方も多いのではないでしょうか。
若者離れが問題化されてきましたが、いまでは音声コンテンツの市場は右肩上がり。若年層のユーザー獲得に成功しています。
この背景には何があるのでしょうか、音声SNSとともに見ていきます。
・音声メディアの種類
・なぜいま音声コンテンツを聴くのか
・音声SNSの発展
＜音声メディアの種類＞
・インターネットラジオ
ラジオ局がAM・FMなどの電波ではなく、インターネットを通じて配信している番組のことを指します。インターネットで配信しているため、パソコンやスマートフォン、スマートスピーカーなどの端末を通して聴きます。基本的には無料で聴けますが、「radiko」のプレミアム会員になると月額330円でリアルタイムで聞き逃した全国の番組を1週間以内なら聞けます。
・音声配信サービス、配信アプリ
音声配信サービスは、音声を利用したコンテンツを作成・配信できるサービスです。企業だけでなく、個人で配信ができるものもあり、スマホとマイクだけでできる音声配信アプリもあります。
・ポッドキャスト
ポッドキャストとは、様々なオーディオやエピソードや番組をインターネットを通して視聴することができるサービスを指します。英会話、ニュース、トーク番組など多岐にわたりますが、テレビ局が制作したオリジナルドラマの人気が沸騰しています。
・オーディオブック
本の内容を音声として聴くものです。本を持ったりページをめくったりする必要もなく、目で文字を追う必要もないので、運動や家事をしながらの読書に最適です。
＜なぜいま音声コンテンツを聴くのか＞
・若年層に力を入れた番組の作成
近年、若年層のラジオ離れが問題となっていたラジオ業界では、若者に人気のアイドルやタレントをパーソナリティにすることにより、とっつきやすくしています。
・差別化がないワイドショーからの離脱
コロナ禍により、テレビのニュース番組では、コロナかオリンピックか、と決まったコンテンツしか報道されせん。
明るいニュースもあまり見ないようになりました。こうしたメディアに疲れた人も多いのではないでしょうか。ラジオではニュース番組もあれば、1日を通しトーク番組を展開する放送局もある。音楽番組もあれば、リスナーのメールに寄り添い相談に乗ってくれる番組もある。こうしたコンテンツの幅広さがラジオにはあり、魅力となっているのでしょう。
・ながら作業ができる
音から情報収集できるため移動中に聴いたり、家事や運動をしながら利用できるのが特長。
テレワークとなり外の音がうるさいまたは家族も家にいるので集中できないという場合があります。オフィスにいるように多少の雑音がありつつ集中できる空間をつくるため、ラジオを流して仕事をする人が増えています。国内ネットラジオ最大手「radiko」の月間利用者数が2020年3月に急激に増加し、1000万人に迫るところまで行きました。コロナ禍によるテレワークが増えたことが急成長の後押しになっています。
＜音声SNSの発展＞
インターネットの普及により音声メディアが潤い、それにより音声SNSという新しいコンテンツが登場しました。
2020年にアメリカでスタートし、日本でも2021年早々から急速に話題になっている「ClubHouse」がその代表的な例です。ClubHouseはアプリで音声チャットができるSNSサービスで、完全招待制となっています。希望者が全員利用できるわけではないという希少性から情報番組の特集に組まれるなどトレンドになっています。「ルーム」と呼ばれるグループを作って会話をしますが、完全にクローズドのルームだけでなく、他の人も自由に聴いたり参加できたりします。有名人同士のクロストークや業界の裏話を無料で聴けるので、新感覚の音声コンテンツとして注目を集めています。
音声から情報を集めることが幅広い世代に受け入れられている現在、企業の広告の仕方も変わっていくでしょう。ラジオ広告は音声だけのコンテンツのため、映像に比較すると制作が簡単で費用も抑えられます。音声コンテンツはいまや流行の先駆けとも言えるでしょう。
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