2018/09/07
どれを選べばいい?ネットワークカメラの種類とその特徴・効果をご紹介

インターネットに接続して、遠隔地からも映像を監視することのできる「ネットワークカメラ」の普及が進んでいます。

 

ネットワークカメラは従来のアナログカメラに比べると、利便性が大幅にアップしており、活用用途も多岐にわたります。

 

そこで、「自社でもネットワークカメラを活用したい!」と考えている方もいらっしゃると思います。

 

でも、ネットワークカメラは種類が多すぎて何を選べばいいのか分かりませんよね…

 

というわけで今回は、ネットワークカメラの種類とその特徴・効果について、ご紹介したいと思います。

 

もくじ

ボックス型

ボックス型

パッと見て防犯カメラと分かるので犯罪抑止効果が期待できる!

 

■特徴・効果

防犯目的で使用されているカメラの主流の形。

ひと目で防犯カメラが設置してあることが分かるので、威嚇の効果がある。

訪れる人には、防犯対策をしているという安心感・信頼感を与えることができる。

 

■利用シーン

主に防犯対策で活用され、特に犯罪の抑止効果が抜群なので、店舗での万引き対策などに向いている。

 

■注意点

どこを向いているか分かるため、「監視している」というプレッシャーを与えることができる反面、死角を狙われてしまうので、死角がないように設置しなければならない。

「監視されている」という意識を過剰に与えてしまうため、飲食店の座席付近やオフィスの執務室などには合わない。

 

ドーム型

威圧感を与えず、周囲の雰囲気とも馴染みやすい!

 

特徴・効果

丸っぽいカプセル型のカメラ。

パット見でカメラと判断し辛く、ボックス型に比べると威圧感・不快感を与えない。

周囲の雰囲気や景観を壊さないデザイン性で、カメラの存在を目立たせたくない場合に導入される。

 

■利用シーン

周囲の雰囲気になじみやすいので、ビルやオフィスに設置されていることが多い。

威圧感を感じさせないため、飲食店などにも向いている。

 

■注意点

撮影向きが分かり辛いという理由で犯罪の抑止効果も期待できるが、照明器具や煙検知器と見間違えてカメラだと気付かれずに犯行に及ぶ可能性もあり得る。

防犯対策をしていることをアピールしたい場合はボックス型のほうがおすすめ。

 

PTZ型

PTZ型

 

リアルタイムでカメラの動きを遠隔操作できる!

 

■特徴

P(パン) 横方向の首振り

T(チルト) 縦方向の首振り

Z(ズーム) 画像の拡大・縮小

を遠隔操作・自動操作できるカメラ。

あらかじめ設定した通りに動かしたり、リアルタイムで動かすこともできる。

 

■利用シーン

工場などの作業場で、従業員の手元をアップして監視し、安全管理に活用。

駐車場に設置し、必用に応じて運転手の顔やナンバープレートをズームで確認できる。

 

■注意点

固定型に比べると、操作性に優れていて価格が上がってしまう。

また、ネットワークカメラの高機能化・高画質化が進み、もともと広範囲・高解像度のカメラもあるので、PTZ機能が必要かどうか、目的や設置場所によって見極めが必要。

 

モジュラー型

モジュラー型

狭いスペースにも目立たせずに設置が可能!

 

■特徴・効果

モジュール(製品の部品やユニット)を組み合わせて使用するカメラ。

カメラの本体であるメインユニットと、レンズ部分のセンサーユニットをケーブルで接続し、監視したい場所にセンサーユニット、スペースのある場所へメインユニットを設置することで、狭いスペースでの監視が可能になる。

メインユニットに複数のセンサーユニットを接続すれば、近接した複数のエリアを効率よく監視することもできる。

 

■利用シーン

監視したい場所にはレンズ部分のセンサーユニットのみの設置なので、狭いスペースでの設置に向いている。

ATMの内部に組み込まれたりしている。

 

■注意点

モジュール単位で追加や交換ができるので、製品の性能をアップさせたり、修理や保守の際にコストやリスクを分散させることができる。

しかし、別メーカーのモジュールを組み合わせることができないこともあるので、ある程度汎用性を持たせる必要がある。

 

パノラマカメラ

パノラマ

1台で広範囲を撮影でき、対象の全体像が分かる!

 

■特徴・効果

1台で360°の広範囲の撮影ができ、全体の動きや人の流れを監視・把握できる。

360°の魚眼表示を2分割や4分割にし、歪みを補正して、あたかも複数台のカメラ映像のように自然な見え方で表示できる。

(製品により表示方法は異なる)

魚眼4分割

https://cweb.canon.jp/webview/lineup/axis/m30/index.html

 

PTZ機能や追跡機能が搭載されているものもある。

1台で広範囲の監視ができるため、設置台数を減らして設置作業・導入コストの削減ができる。

 

■利用シーン

オフィスや飲食店、作業現場などで全体の動きや流れを監視・把握。

店舗ではたくさんの商品が並んでいて死角が多いが、天井に設置すれば全体を監視できる。

 

おわりに

ネットワークカメラの種類や特徴についてざっくりとご説明しましたが、まだまだ色々な種類や機能のものがあります。

 

人やモノが発する目に見えない光、遠赤外線を検知するサーマルカメラ、光源が一切なくても撮影ができる赤外線照明内蔵のカメラ、逆光などの明暗差が激しい場所でも鮮明な映像が見られるWDR(ワイドダイナミックレンジ)機能搭載のカメラなどなど…

 

使用用途や設置場所もお客様によってさまざまですので、導入をお考えの際はまずはプロに相談するのがいいと思います!

 

オフィスの窓口ドットコムでは、オフィスづくりのプロがお客さまの環境に合った最適なご提案をいたします。

 

ネットワークカメラの導入に関するご相談はもちろん、その他、疑問や気になる点など、お気軽にご相談ください♪

 

 

【関連コラム】

>>「防犯目的だけではない!進化したネットワークカメラの機能と活用用途をご紹介

 

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